なぜコーチングセッションで「過去」にもアプローチすることで、「より大きな効果」を出せるのか?

By コーチMot

4月 27, 2019

コーチングセッション, サブモダリティチェンジ, サロンオーナー, タイムライン, トランスフォーメショナルコーチ, トランスフォーメショナルコーチング, ビジネス, 過去へのアプローチ

コンテンツ(目次)

なぜ未来だけでなく、「過去」にもアプローチするのか?

私の「トランスフォーメショナル・コーチング」の
コーチングセッションでは、

一般的な「未来へのアプローチ」だけでなく、
普通のコーチングセッションではあまりやらない、

「その人の過去」にもアプローチすることで、
クライアントに大きな成果を上げています。

なぜコーチングセッションで
「過去」にもアプローチすることで、
より大きな成果が得られるのでしょうか?

ここではその理由について、説明していきます。

一般的なコーチングセッション

通常、一般的な
コーチングセッションでは、

今の課題のクリアや、
未来の目標などの達成に向けて、

「主に現在〜未来」へアプローチし、
いろんな方法でサポートをします。

もちろん私のコーチングセッションでも
この方法も使います。

過去にもアプローチする、
「トランスフォーメショナル コーチング」

コーチングセッションの中で、
いろいろとクライアントに
ヒアリングをしていく中で、

「あれ、今の『発言』、気になる」
感じることがあります。

その場合、そのことについて、
ちょっと深く話を聞いていきます。

なぜなら、
「気になる」発言の裏には、
多くの場合、

「うまくいかない信じ込み」
隠れているケースが多いからです。

うまくいかない信じ込みの例

  • 自分はダメだ…
  • 自分には才能がない…
  • ビジネスは難しい…
  • 私は商売に向いていない…
  • どうせうまくいかない…
  • 頑張っても結果が出ない…
  • きっとまた失敗する…

ここをコーチングセッションで
見つけて対処していくこと、これが、

「トランスフォーメショナル・コーチング」の
特徴でもある「介入」になります。

その際、多くの場合は
コーチングセッションの中で、
「過去にアプローチする」ことになります。

なぜ、コーチングセッションで「介入」が必要なのか?

人は誰しも、
「人生経験から身につけた」、
その人なりの

「信じ込み」をもっています。

それが、良い方向に働くものもあれば、

逆に「足かせ」のように、
進んでいくことを邪魔する
「うまくいかない信じ込み」もあります。

当然、「足かせ」は
無いほうがより進みやすくなりますが、

ほとんどの場合、本人は

「足かせがついてる」ことに
そもそも気づいていない
ことが多いです。

車で言えば、
「サイドブレーキ引いたまま、
 アクセルを踏んでいく」
ようなもの。

それではスピードも出ませんし、
ブレーキにも負担がかかり、
いずれは故障にも繋がるでしょう。

このような
「うまくいかない信じ込み」の
「小さなヒント」

コーチングセッション中にしっかりと聴き分け、

発見していくことで、
「うまくいかない信じ込み」への
介入が可能となります。

コーチングセッションで
どう介入していくのか?

コーチングセッションで実際に
介入していく際、

その人や、そのケースにあった
適切な方法が必要になります。

例えば、以下のような対応方法があります。

  • 「過去の記憶の『形』を変える」
  • 「過去の記憶の『歪み』を整える」
  • 「過去を『やり直す』」
  • 「過去を『客観視』する」
  • 「過去の記憶の『意味付け』を変える」
  • 「過去のその出来事が、
  • 「なぜ必要だったのか』考える

具体的には、NLPの
サブモダリティチェンジや、
タイムラインなどのワークを用いたり、

コーチングセッションに
哲学的な思想を持ち込むこともあります。

過去にアプローチする例

1:比較的軽めのもの

割と軽めのものであれば、
1回のコーチングセッションで
クリアでき、すぐに変化が
出る場合も多いです。

人によっては、コーチングセッションの
『その場』で変化を感じていただいたり、

後日変化をご報告いただく場合もあります。

(後述 対応例:ご相談〜原因、効果参照)

2:やや重めのもの

幼少期の体験や、ご両親の教育パターン
(どんな風に育てられたか)などは、

その出来事や、子育て中に作られた
「信じ込み」に接してきた時間が長い分、

その「信じ込み」を「手放す」のに
多めのコーチングセッションが必要となり、
結果として、時間がかかるケースが多いです。

また、基本的に人間には、
「今のままでいよう」とする、
「恒常性維持機能」というものがあり、
「変化」を嫌います。

なので、あえて
一度のコーチングセッションでの
劇的な変化を求めず、

少しずつ、日常の中で
「新しい、うまくいく信じ込み」
慣れていっていただく場合もあります。

やや重めのもの:例
「自分の仕事で、お金を貰うことに抵抗がある」

例えば、
「自分の仕事で、お金を貰うことに抵抗がある」
という方の場合、

以下のような信じ込みがあるかもしれません。

「『お金』を稼ぐことが怖い」
「自分の仕事に自信がない」
「自分は、お金をいただく資格がない」

このような場合、コーチングセッション中だけでなく、
日常生活で
「新しい、うまくいく信じ込み」を
「少しずつ実践」していくことで、

ゆっくりと変化をつけていきます。

「10,000円いただく、のは大丈夫ですか?」
「では、20,000円は?」
「30,000円ではどうでしょう?」

のように、日常生活と、
コーチングセッションを重ねていくごとに、
少しずつ

「新しい、うまくいく信じ込み」
慣れていっていただきます。

それによって、
「拒否反応」を起こすことなく、

最終的に
「うまくいく信じ込み」を
受け入れられるようになります。


信じ込みに隠れる、「別の信じ込み」

また、1つの信じ込みの裏に、
さらに「別の信じ込み」
隠れている場合もあります。

この場合も、一度の
コーチングセッションでは
出てこないこともあり、

その場合も、コーチングセッションを続けるなど、
やはり少し時間が必要となります。

また、人によっては
「その記憶に触れること」
「その信じ込みを変えること」

抵抗を感じる方もいらっしゃいます。

その場合、コーチングセッションを続けることで、
時間をかけ、信頼関係を
しっかりと構築していくことも、

コーチングセッションを
うまく進めるために必須となります。

なぜコーチングセッションで『過去』にアプローチし、
「うまくいかない信じ込み」をクリアにすると
大きな効果が生まれるのか?

「信じ込み」は、いわゆる
「無意識」にも通じる
思考、行動のベースとなる部分。

それだけに、コーチングセッションで
信じ込みを発見し、

その「ベース」が変わることで
大きく変化するのです。

信じ込みの例:日本人の場合

例えば、日本人が、
「普通」、「当たり前」と
思っているこれらのこと。

  • 「電話なのに頭を下げてしまう」
  • 「玄関では、靴を脱ぐ」
  • 「『減点思考』で100点以外はダメ、と思う」
  • 「先輩、後輩」の考え方
  • 「遠慮、謙遜する」のが美徳

海外の人から見たら、
不思議に思われたりしますが、

このような無意識な思考、行動が
日本人の「ベース」にありますよね。

これを、
「今から『アメリカ人の思考で』行動して」
と言われたらどうでしょう?

まずは「自己主張こそ大切な国」
(だと私は思っています)なので、

  • 「積極的に発言する」
  • 「どんどん行動する」
  • 「靴のまま家に上がる (笑)」

などになるのではないでしょうか?

トランスフォーメショナル・コーチングならではの特別な手法

また、コーチングセッション中に
「本人が気づかない」方法で、
「新しい信じ込み」を
ちょっとずつ「仕込んでいく」
場合もあります。

この方法の特徴は、なにせ

コーチングセッション中であっても
「本人が気づかない」ので、
抵抗が起きづらい点です。

子供に野菜を食べてもらうのに、
分からないように
「すり下ろして入れちゃう」みたいな (笑)

それにより、
「本人が気づかない」うちに
効果が出る、ということも見込めます。

トランスフォーメショナル・コーチングでの対応例:ご相談〜原因、効果

👤「新規のお客さんが増えると、疲れる、楽しめない」

(過去の体験、課題の未認識)

→ 1回のコーチングセッションでクリア
その後、順調に売り上げ増加

→→前年度比200〜300%、過去最高利上げ達成など
(H様、サロンオーナー)

参考:この件、実は、
「今日は常連さんばかりで、忙しかったけど楽しかった」
という発言から見抜きました。


👤「何かをやるのが恥ずかしい」

(学生の頃の体験に原因)

→ 1回のコーチングセッションでクリア
「今までの感情が思い出せなくなりました」(H様)

 

👤「多くの人と話すのが苦手」

(学生の頃の体験に原因)

→ 1回のコーチングセッションでクリア。
 苦手意識がなくなり、

 「普通に大勢と話せるようになりました」(O様)

 

👤「自分はおっとり型で、ダメだ、と感じている」

(その人の主観〜「比較」の問題)

→その方が「*体感覚型」であることを伝え
 ダメ→「自信」に変わる。

コーチングセッション中に軽くお話しし、
後日、「自信がついた」とメールでご報告(M様)

 

参考:「体感覚型」とは?「優位感覚」について

人にはそれぞれ、3つの感覚(視覚、聴覚、体感覚)のうち
「優位な感覚」があり、それにより、行動パターンなども変わる。

体感覚型の方は、「体で感覚を」味わってから
「言葉にする」ので、

「視覚型」や「聴覚型」の人などに比べ、
発言や理解までに時間がかかったりしがち。

その分「感覚」に優れているため、
セラピストなどに多くみられるタイプ。

 

👤「父の将来が不安で、どうしていいか分からない」

(幼少時体験と、現在の信じ込み)

→1回のコーチングセッションで、過去へのアプローチと
 思考を変換するアプローチでクリア。


 後日、
「右肩だけの肩こりが、
 セッション後すぐに消えた」とのこと。(S様)

(※右半身への症状は、「男性性の象徴」と言われています)

 

👤「異性に先に好かれることが苦手」

(学生の頃の体験に原因)

→1回のコーチングセッションで、過去へのアプローチでクリア

2年後、以前から想いを寄せられていた方とご結婚(H様)

 

👤「30年間続く、すぐに泣いてしまう『悲しい記憶』がある」

(過去の記憶の問題)

→2回のコーチングセッション。
1度目:過去の記憶の形の変化
(悲しい記憶→ただの過去の出来事へ)

 →普通に話せる「出来事」へ変化

2度目:その出来事の
「人生での意味」を考え、
「自分の使命につながる素晴らしい経験」と気づき、

その出来事に「感謝」できるようになった
(※私の例です (笑))

 

まとめ

過去にもアプローチする、トランスフォーメショナル・コーチングがより大きな結果を出せる理由

このように、無意識的に作用している
誰にでもある「信じ込み」。

トランスフォーメショナル・コーチングでは、
そのベースとなる「信じ込み」を
作り出した原因の
「過去」にもアプローチし、

かつ、その人に合わせた方法で
コーチングセッション中に
適切にアプローチしていくことで、
「ベースの信じ込みから変えていく」から

結果として、
通常のコーチングセッションよりも
より大きな成果が得られる
のです。

「今までとは『違う結果』を期待できる手法」

そして、トランスフォーメショナル・コーチングは
梯谷氏のオリジナルメソッドで、

比較的新しいため、情報もまだ多くはないですね。

それだけに
「今までとは『違う結果』を期待できる手法」

とも言える、かもしれません。

今までのコーチングセッションでは、
満足する効果が得られなかった方、

または、
「原因が分からないけど、ビジネスがうまくいかない」
といった方も

選択肢として考えてみる、のも
良いかもしれませんね。

自分の姿って、
「 鏡がないと、全身見れない」、ですよね (笑)

「自分ではできないこと」、
ここに早めに気づいた人から
人生変わってきてます。